サッカニー エンドルフィンエリート2は、柔らか感触と爆発的な反発を備えた一足でした。【レビュー・PR】

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目次

前置き

サッカニーのシューズは過去に「エンドルフィンプロ2」所有していたこともあるので好印象です。

一言で例えると「硬めだが、しっかりと弾むシューズ」という印象でした。

ちなみにエンドルフィンプロに関しては最新のエンドルフィンプロ4も硬めの印象です。

前作エンドルフィンエリートも着用しましたが、プロと比較して感触がマイルドになったと感じていましたが、それでもやや硬めという印象でした。

最新作であるエンドルフィンエリート2は、これまでのサッカニー社のシューズより大幅にバージョンアップされていると感じました。

今回は「サッカニー エンドルフィンエリート2」に関するレビュー記事にしていきます。

サッカニー エンドルフィンエリート2 主な変更点①:ミッドソールの素材変更


「incrediRUN(インクレディラン)フォーム​」と呼ばれるミッドソール素材を新たに採用されました。

ステップスポーツ商品ページより引用

これにより、柔らかさは大幅に向上し、昨今のエリートモデルのトレンドの流れに沿った柔らかさへと進化しました。

他社のシューズと比較しても最も柔らかいのではないかと感じるレベルです。

メタスピードトーキョーで採用されている「FF LEAP」と比較しても互角またはそれ以上に柔らかいです。

普通に歩くだけでは、フワフワとした柔らかさで不安定に感じる程柔らかさが全面に出ています。

踏み込むとキッチリバウンドする感覚を得ることができますが、体幹が優れた人でないと使いこなせなさそうなレベルです。

サッカニー エンドルフィンエリート2 主な変更点②:アウトソール形状の変更

ステップスポーツ商品ページより引用

・前足部のアウトソールのラバー配置が変更
 → 内側にスリットが入り、圧力がかかる部分を分割化している

・踵部内側にラバーが配置された
 → 初代では前足部全体がアウトソールのラバーで覆われていましたが、バージョンアップにより、一部の使用率が減りました。
 安定性はやや落ちますが、着地時のシューズの柔軟性が増すのでより反発しやすい構造へ進化しました。

サッカニー エンドルフィンエリート2 主な変更点③:価格

前作が33,000円に対して価格は42,900円なので、9,900円程高くなりました。

他社と比較しても明らかに高額なのはデメリットです。

ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。

ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。

比較対象①:ADIDAS ADIZERO ADIOSPRO4

比較対象②:ASICS METASPEED EDGE PARIS


比較対象③:NIKE ALPHAFLY3


エリートモデルの中でもシェア上位のシューズで比較します。

比較対象外ですがHOKA ONEONE CIELO X1 2.0に着用した感覚が近いので記事内でそれについても触れていきます。

比較表

本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。

スクロールできます

ENDORPHIN ELITE2

ADIDAS ADIOSPRO4

メタスピードエッジパリ

アルファフライ3
定価42,900円28,600円27,500円39,655円
重量199g(27.0cm)※ヨドバシドットコム商品ページより200g(27.0cm)
本家商品ページより)
185g(27.5cm)実測160g(25.0cm)218g(28.5cm)
厚さかかと部分39.5mm?、前足部31.5mm?
※前作エンドルフィンエリートより
かかと部分39mm、前足部33mm かかと部分39.5mm、前足部34.5mmかかと部分40mm、前足部32mm
ドロップ8.0mm?
※前作エンドルフィンエリートより
6mmドロップ: 5mm8mm
ミッドソール素材incrediRUN + カーボンプレートLIGHTSTRIKE PRO
/ENERGYRODS 2.0
(カーボン製)
FF TURBO PLUS
/ カーボンプレート
ZoomX
カーボンプレート
各製品の比較

比較結果①:重量からエンドルフィンエリート2を評価

エンドルフィンエリート2の重量は、カタログスペック上は199g(27.0cm)となります。

ADIOSPRO4とほぼ同等という結果となりました。

エリートモデルの中では、割と軽量なモデルといえます。

比較結果②:厚さからエンドルフィンエリート2を比較

正確な厚さは現時点では不明です。

見た目でエンドルフィンプロ4と比較しても変わらないことから、初代エンドルフィンエリートからモデルチェンジをしても変わらないものと思われます。

色々な着地を試しましたが、踵着地やフラット着地だと柔らかすぎて扱いにくさが目立ちました。

フォアフットで着地すると、エンドルフィンエリート2の反発と推進力を活かせます。

比較対象内のシューズでは最も扱いにくさを感じました。

エンドルフィンエリート2のサイズ感について

25.5cmがジャストフィットでした。

他のサッカニーのシューズと比較して同じで良いと感じました。

参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。

・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3    26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・アシックス マジックスピード4 25.5cm
・アシックス ノヴァブラスト5 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm

エンドルフィンエリート2のミッドソールについて

構成はincrediRUN 、 カーボンプレートです。

ここからは各部分をピックアップして比較します。

incrediRUN

サッカニー社のランニングシューズの中で最上位のミッドソール素材となります。

カーボンプレートとincrediRUNのサンドイッチ構造となっております。

エンドルフィントレーナーでも上部に採用されております。

体感で柔らかさが大幅に向上していました。

他社のエリートモデルを含めて、最も柔らかいのではないかと感じました。

体重をしっかりシューズに載せて、ミッドソールを踏んでから強力な反発を感じることができます。

ストライド系ランナーに向いていると感じましたが、ピッチ系でも違和感はないと思います。

気になるのはその柔らかさ故に体幹を必要とする点です。

フルマラソンで使用するなら、後半も体幹が乱れにくい方に向いています。

体幹が低いランナーの場合は、あまり向いていないと感じました。

スピードを上げると柔らかさはあまり感じませんが、普通に歩くだけでも柔らかくて安定しない印象です。

カーボンプレート

ストライド系モデルらしい割とフラットな形状のカーボンプレートが内蔵されているようです。

エリートモデルなので、硬めのカーボンプレートとなっております。

しっかり踏み込むことでミッドソールを潰して、さらにカーボンプレートからの推進力を得ることができるので、3分代前半で走る事ができるランナーさんであれば強い味方になるでしょう。

エンドルフィンエリート2のフィット感について

アッパーやシュータンのフィット感は気に入りました。

しかし、踵がやや抜けるような感覚がありました。

ブルックスでも同じような感覚があったので、アシックスと比較するとフィット感は日本人向けとは感じませんでした。

①衝撃吸収性

9.75点

最上級の衝撃吸収性です。

本当に柔らかいです。

マシュマロのような感覚で、昨今のエリートモデルのトレンドをサッカニーも踏襲しています

前モデルと比較してとても柔らかくなりました。

他社エリートモデルの中では、アシックスのメタスピードトーキョーで採用している「FF LEAP」と同党またはそれ以上の柔らかさです。

フォアフット着地時に足裏に対しての衝撃をミッドソールが吸収してくれます。

個人的にはとても気持ちが良い感触で気に入りました。

管理人は好きな柔らかさです。

②安定性

4.5点

ゆっくりペースや歩行時はとてもぐらつきます。

特に足首周りが弱い人には向かないと感じました。

スピードを上げれば上げるほど安定性を感じてくるのですが、3分台前半で走らないと安定性は感じられません。

個人的には好きな柔らかさですが、万人受けはしない印象です。

③反発性・推進力

9.25点

反発と推進力は素晴らしいものを感じました。

個人的にはアディオスプロ4やシエロX1 2.0に近い感覚です。

やや前足部に向かって大きく反り上がるロッカー構造や、ミッドソールの柔らかめである点も共通点です。

個人的にはアディオスプロ4の感覚が一番好きですが、エンドルフィンエリート2も甲乙つけがたいです。

④耐久性・寿命

9点(暫定)

エンドルフィンプロ2を所有していた頃ですが、かなり耐久性が高いと感じました。

アウトソールの耐摩耗性が非常に優れています。

incrediRUNがどのくらいの耐久性があるかは不明ですが、見た目や感触はアディオスプロ4のLIGHTSTRIKE PROとにているので、それなりに耐久性は高いと予想したので暫定としました。

⑤グリップ

8.5点(暫定)

アウトソールのラバー配置を工夫しているので、グリップに関しても高いと思っています。

過去に所有していたエンドルフィンプロ2はとてもグリップが良かったです。

総合点41.0点/50点満点

高額な点が大きな弱点です。

アディオスプロ4との差額が14,300円となります。

差額でトレーニングモデルであるSL2が買えるほどの価格差です。

価格差を性能と対比してしまうと、個人的にはアディオスプロ4で充分だと感じました。

柔らかさに関しては、アディオスプロ4以上と感じているので、柔らかさ重視で価格も許容できる方なら買いだと思います。

最近のシューズだと柔らかさに関しては、他の選択肢だとメタスピードエッジトーキョーも前足部は柔らかめです。

エンドルフィンエリート2は全体的に柔らかいのですが、エッジトーキョーはかかと部はやや硬めになっています。

価格差で考えると個人的にはメタスピードエッジトーキョーを推します。

エンドルフィンエリート2はセールで安く変える可能性があるので、個人的にはそれまで待ってから購入しても良いと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はサッカニー エンドルフィンエリート2 レビュー記事を書いてみました。

SAUCONY ENDORPHIN ELITE2のポイント

・42,900円は割高…
・ミッドソール素材「incrediRUN」衝撃吸収性、反発性、共に文句なしだが、安定性は低め

管理人の走力だと扱いにくさを感じました。

特にフルマラソンで使用することを鑑みると、使いこなせる体幹がないと感じました。

かなりハイペースで走っても体幹が崩れにくいランナーさん向けです。

世界陸上2025東京大会にて、女子マラソンで3位に入賞されたフリア・パテルナイン選手(ウルグアイ)もエンドルフィンエリート2を着用されていました。

前半に控えめのペースでありつつ、後半に見事なペースアップで銅メダルはお見事です!


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
レンタルでも構いませんので、提供していただけると嬉しいです。
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